はじめに
堤防釣りでは元気いっぱいの人でも、船に乗った瞬間に「人生観が変わる」と言われるのが船酔いです。
私も最初は「酔い止め飲めば大丈夫でしょ」と舐めていました。ところが実際に船に乗ってみると、海の揺れは想像以上。魚を釣る前に、自分が倒れる。そんな地獄を何度も経験しました。
今回は、釣り人が必ず通る船酔いとの戦いを、失敗談込みで紹介します。笑ってもらいながら、同じ失敗を避けられるような対策もまとめました。
船酔いとの最初の出会い:前日は興奮で眠れず…
最初に船釣りに行った日のことは、今でもはっきり覚えています。
「明日は初めてのタイラバだ!」
「大鯛を釣って家族にドヤ顔するんだ!」
そう思って布団に入ったものの、興奮で全く眠れない。釣り人あるあるですよね。結局ほとんど徹夜状態で朝を迎え、そのまま船に乗り込んでしまいました。
出船して10分後、私は後悔しました。
「リールを巻く前に、自分の三半規管がバラされるとは…」
胃がぐるぐる、目は回り、汗が止まらない。竿を持つより先に、バケツを抱えて船の端にしゃがみ込む羽目に。魚を釣るどころではなく、「自分が釣られた状態」でした。
船酔い地獄エピソード集
バケツは魚より先に自分の相棒
本来は魚を入れるはずのバケツ。なのに、私の場合は朝ごはんの墓場になりました。
パンと牛乳という最悪のコンボを流し込んできたのが失敗。酔った瞬間、秒で逆流…。仲間に「魚じゃなくて朝食を放流してるな」と笑われたのは今でも悔しい思い出です。
クーラーボックスを抱えて撃沈
釣りどころじゃなくなり、横になる場所を探したらそこにあったのはクーラーボックス。魚ではなく人間を収容してくれるとは思いませんでした。氷の冷たさが妙に心地よかったのを覚えています。
大物が釣れた瞬間に、私も何かをリリース
隣の釣り人が大鯛を釣り上げ、船上が大盛り上がり。
その横で私は「別の意味でのリリース」。胃袋の中身を海に解き放つという、人類最古の漁法を披露していました。
船酔いの原因は?科学的に解説してみる
船酔いの正体は「脳の混乱」です。
- 三半規管:体は揺れていると感じる
- 目:空を見れば動いていないと感じる
- 脳:情報がバグってフリーズ
例えるなら、Wi-Fiが切れたり繋がったりを繰り返すスマホのような状態。そりゃ不具合も出ます。
さらに…
- 船の排気ガス
- コマセの匂い
- 前日の酒や寝不足
これが合わさると、**「地獄のカクテル」**が完成します。
私がやらかした失敗パターン
- アネロン飲み忘れ事件
→ 「まあ大丈夫だろ」と思って未服用 → 出船20分で戦闘不能。 - 寝不足&二日酔いコンボ
→ 船上で「俺は遊園地のフリーフォールに乗っているのか?」状態。 - 食事ミス
→ 牛乳や揚げ物など消化に悪いものを摂取 → リリース即決定。
船酔い対策:本当に効いた方法
1. 前日は早めに寝る
→ 釣りの前日はYouTubeや仕掛け準備で夜更かししがち。でも寝不足は最大の敵。
2. 出船30分前に酔い止め
→ アネロンニスキャップはまさに救世主。釣具より大事。
3. 釣り座を選ぶ
→ 船首や船尾は揺れが強烈。船の中央に座れば天国と地獄の差。
4. 進行方向を見る
→ 横を向いていると三半規管がバグる。前を見れば脳も落ち着く。
5. 食事は軽めに
→ おにぎり・バナナなど消化のいい物がベスト。牛乳やカップ麺は地雷。
グッズ紹介(実体験で助かったもの)
- アネロンニスキャップ(酔い止めの王者)
- シーバンド(ツボ押しリストバンド) → 効果は日によるけど安心感あり
- 生姜飴やラムネ → 口直し&リラックスに地味に効く
仲間や家族に笑われたエピソード
- 子供に「お父さん、魚より先に吐くの早いね」と突っ込まれた
- 仲間に「竿よりゲロ袋を先に持つな」と笑われた
- 船頭さんに「今日は魚より海にエサをあげてたな」と慰められた
まとめ:船酔いしても釣りはやめられない
船酔いは釣り人にとって避けられない壁。でも、対策すれば必ず乗り越えられます。
- 前日は早く寝る
- アネロンは必ず飲む
- 食事は軽めに
- 船の中央・進行方向を確保
失敗して学んだからこそ、今ではある程度コントロールできるようになりました。
それでも正直に言うと、今でも時々やらかします(笑)。
でも酔っても、釣れなくても、不思議とまた行きたくなる。
船酔いすら笑い話にできるのが、釣りの魅力なのかもしれません。


