はじめに
「昨日の釣行でタックルを片付け忘れたら、もうフックが茶色に…」
そんな経験、釣り人なら一度はあるはずです。
釣具の大敵はサビ。リールのベアリングやガイド、フックは海水や湿気にさらされ、放置すればすぐに劣化してしまいます。
しかし、数百円〜数千円の投資とちょっとした習慣で、寿命を大幅に延ばすことができます。
この記事では、サビの原因からコスパ最強の防錆アイテム、家庭でもできる裏ワザまで徹底解説します。
サビが発生する原因
海水の塩分
海水に含まれる塩分は金属にとって最大の敵です。釣行後にそのまま乾燥すると塩の結晶が残り、それが金属表面を腐食させていきます。特にフックやスナップなどの小物は、わずか一晩でも赤茶色に変色します。
湿気・結露
釣行後にそのまま車に積み込んだり、倉庫に片付けると、夜間の温度差でケース内部に結露が発生します。朝になって開けてみると、水滴でタックルがびしょ濡れになっていることも少なくありません。
放置時間
「今日は疲れたから明日洗えばいいや」と放置するのが一番危険です。数時間でサビは発生し、翌日には広がってしまいます。釣行直後のケアこそが最大の防御策です。
基本のサビ対策(必須習慣)
サビ対策の第一歩は、特別な道具を買うことではなく「習慣化」です。
- 釣行後は真水で洗う
→ 海水に触れた部分をしっかりすすぐこと。フックやジグはバケツに水を張ってまとめて洗うのも有効です。 - 柔らかい布で水分を拭き取る
→ 水滴を残さないことが重要。タオルや吸水クロスを常備すると便利です。 - 風通しの良い場所で乾燥させる
→ いきなりケースに戻すと湿気がこもるので、必ず陰干しを数時間は行いましょう。 - 防錆スプレーで仕上げる
→ リールの可動部やフック類に軽く吹き付けるだけで効果大。長期的に見てコスパ最強の習慣です。
コスパ最強の防錆アイテム
バリバス タックルスプレー 防錆・防汚 180ml
釣具専用に開発されたスプレーで、リール・フック・ジグに使用可能。軽く吹くだけで防錆と防汚効果を発揮します。
KURE (呉工業) 5-56 防錆潤滑剤

超定番の潤滑スプレー。リールの外装やプライヤー、ナイフなど金属製品全般に効果的。釣具用に特化してはいませんが、安価で手に入りやすく、コスパは抜群です。
エーゼット 瞬間サビトリスプレー 100ml
すでに発生したサビを落としたいときに便利。フックやスナップをスプレーして数分放置するだけで、茶色のサビが浮き上がり、ブラシで簡単に落とせます。
裏ワザ・家庭でできる防錆テク
- マニキュアのトップコートを塗る
フックやスナップに薄く塗るだけで、一時的なコーティングが可能。1釣行なら十分持ちます。 - カー用品のシリコンスプレーを代用
車用のシリコンスプレーは安価で大容量。リールノブやフックの簡易コーティングに便利です。 - 乾燥剤の再利用
お菓子や海苔の袋に入っている乾燥剤をタックルケースに忍ばせるだけでも効果あり。低コストで湿気対策できます。
長期保管の注意点
- ケースにぎゅうぎゅう詰めしない
金属同士が触れるとサビが一気に広がります。 - 夏場の車内放置は絶対NG
高温多湿はサビの温床。特にルアーやジグは短期間でダメになります。 - 季節ごとに防錆スプレーを追加
春・夏・秋・冬のタイミングで一度はメンテを。釣行頻度が少ない人でも忘れずに。
実体験:サビで失った高価リール
筆者自身、サビ対策を怠って高価なリールをダメにしたことがあります。
秋の釣行後、疲れて放置したところ、翌日にはベアリングがゴリゴリに…。修理見積もりは1万円以上。
一方で、同じ日に使った別のリールは「真水洗浄+防錆スプレー」を徹底。その後3年以上、今も快調に回っています。
この経験から、わずか数百円のケアで数万円の寿命を守れることを強く実感しました。
まとめ
- サビの原因は「塩分+湿気+放置」
- 基本は「洗う・拭く・乾かす・塗る」の4ステップ
- バリバスや呉工業の防錆アイテムを活用すれば安心
- 家庭用品を使った裏ワザもコスパ抜群
- 一度進行したサビは元に戻せない → 予防が最強の対策
釣具は一度錆びると性能も価値も下がってしまいます。
数百円の防錆ケアで数万円のロッドやリールを守る。これこそ賢い釣り人の習慣です。


