はじめに
釣りで必ず消耗するのがフック。新品を使ったのに、たった一度の釣行で茶色く錆びてしまった経験はありませんか?
フックは魚との接点であり、掛かりやすさや強度に直結する重要パーツ。サビてしまえば刺さりが悪くなり、大物を逃す原因にもなります。
しかし、ちょっとした工夫でフックの寿命は大幅に延ばせます。この記事では、楽天市場などで手に入る防錆アイテムや、100均グッズを使った裏ワザを交えて「釣り針・フックのコーティング方法」を徹底解説します。
フックが錆びる原因
フックは鋼材やカーボンスチールで作られており、非常に錆びやすい金属です。サビが発生する要因は大きく3つあります。
- 海水の塩分
海水に含まれる塩分は金属にとって最大の敵。乾燥後に結晶が残り、金属を腐食させます。特に小さなフックは数時間で赤茶色に変わることも。 - 湿気・結露
釣行後にタックルボックスにしまったまま車内や倉庫に放置すると、夜間の温度差でケース内に結露が発生。翌朝には水滴でびしょ濡れというケースも少なくありません。 - 放置時間
「今日は疲れたから明日片付けよう」と後回しにすると、数時間でサビが進行。翌日には広範囲に広がってしまいます。
👉 対策の基本は「洗う・拭く・乾かす」を徹底し、そのうえでコーティングすることです。
基本のフックケア
どんなコーティングをするにしても、ベースのケアが大切です。
・真水で洗う
釣行後はバケツに真水を張り、フックやジグをまとめてすすぎます。塩分をしっかり落とすことが第一歩です。
・吸水クロスで拭き取る
水滴を残さないことが重要。マイクロファイバータオルや吸水クロスでしっかり拭きましょう。
・風通しの良い場所で乾燥
ケースにすぐ戻すと湿気がこもります。必ず数時間陰干ししてから収納します。
・防錆スプレーを軽く吹く
リールだけでなく、フックやジグにも効果があります。スプレーは全体をベタベタにする必要はなく、軽く吹き付ければ十分。
コーティング方法① 市販防錆スプレー
釣具専用に開発された防錆スプレーは、フックやルアー、リールに使える万能アイテムです。
代表的なのは
・バリバス タックルガードスプレー
・シマノ リールスプレー 防錆タイプ
これらは薄い被膜でフックをコーティングし、塩分や湿気から守ります。1本持っておけばリールやプライヤーにも使えるのでコスパも良好です。
コーティング方法② マニキュアトップコート
100均やドラッグストアで買える透明マニキュアをフックに塗る方法です。
・針先を避けて薄く塗る
・1釣行程度は十分持つ
・安価に試せる
デメリットは厚塗りすると刺さりが悪くなること。あくまで応急的な使い方ですが、釣行前にサッと塗っておくだけで格段に違います。
コーティング方法③ シリコンスプレー
カー用品のシリコンスプレーも代用可能です。
例えば
・KURE シリコンスプレー 420ml
これをフック全体に吹き付けると、簡易的な防水被膜ができます。リールのノブやプライヤーの可動部にも使えるため、一本持っておくと便利です。
コーティング方法④ フッ素コートスプレー
より長持ちさせたいならフッ素コートタイプがおすすめです。
・スミス フッ素コートスプレー
・デュエル ハードコア フッ素スプレー
これらは防錆だけでなく、表面が滑らかになるため「掛かりの良さ」も維持できます。価格はやや高めですが、針先の性能を落とさずに寿命を延ばしたい人には最適です。
裏ワザ・家庭でできるフックコーティング
・乾燥剤をケースに入れる
お菓子や海苔の袋に入っているシリカゲルを再利用すれば、低コストで湿気対策可能。
・キッチンペーパーをケース底に敷く
水滴を吸収してくれるので、ちょっとした工夫で効果あり。
・針同士をくっつけない
フック同士が接触するとサビが広がりやすいので、ケースの仕切りを活用して分けて収納します。
実体験:コーティングで釣果が変わった話
筆者自身、以前は新品フックでも1釣行で茶色く変色することが多く、結局使い捨て感覚でシーズン中に何袋も買い直していました。
しかし、バリバスの防錆スプレーやマニキュアコートを組み合わせるようになってからは、同じフックを3〜4釣行使えるように。結果的に1袋500円のフックで年間数千円以上の節約になりました。
さらに、サビによる強度低下で魚をバラすことも減少。コーティングは釣果アップにも直結することを実感しています。
まとめ
・フックはサビやすく、ケアを怠ると寿命は一気に短くなる
・基本は「洗う・拭く・乾かす」の3ステップ
・市販防錆スプレー(バリバス、シマノ)が手軽で効果大
・安価に済ませたいならマニキュアやシリコンスプレー
・高性能を求めるならフッ素コートスプレー(スミス、デュエル)
・収納時は乾燥剤や仕切りを活用してサビの連鎖を防ぐ
ちょっとした工夫でフックの寿命は数倍に延びます。数百円の投資で数千円分の釣果と道具を守れる。これこそ賢い釣り人の習慣です。


